猫に絶対食べさせてはいけないもの

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猫との暮らし
ThePixelman / Pixabay

人間が食べる物で猫にとって危険な食べ物があります。

命の危険もあるので、欲しがっても気軽に与えないようにしましょう。

  1. 玉ネギや長ネギなどのネギ類
  2. チョコレートやココアなどのカカオ類
  3. 塩分の強い食べ物
  4. 魚や鶏の骨
  5. ユリ、チューチップ、スズランなどユリ科の花など危険な植物
  6. アロマオイル

玉ネギや長ネギなどのネギ類

ネギ類には、猫の赤血球を壊す成分が含まれています。

ネギ類に含まれるアリルプロピルジスフィドという成分が
血液中のヘモグロビンを酸化し、赤血球にグロビンの不溶性変性産物を作ってしまいます。
これにより、赤血球が破壊され、「ネギ中毒」と言われる溶血性貧血の原因となります。

猫が食べると貧血になって、ひどい中毒症状になると死亡することもある絶対にダメな食べ物です。この中毒症状は、加熱調理をしても起こります。ハンバーグやすき焼きなどのメニューにも使われているので、猫が食べないように気をつけましょう。

ネギ科の植物全般は、玉ネギ、長ネギ、ニラ、ワケギ、らっきょう、アサツキ、ニンニク、などです。どれも危険です。

チョコレートやココアなどのカカオ類

カカオマスに含まれるテオブロミンという物質が、心臓や中枢神経系を刺激し、下痢や吐き気、血圧上昇、不整脈、興奮、痙攣などの症状を引き起こします。
重症の場合は死亡することもあるので要注意です。

塩分の強い食べ物

猫が塩分を長期間摂り過ぎると、かなり腎臓に負担がかかります。すると、老廃物などをおしっこで排泄できなくなり、尿毒症になっていきます。猫にも塩分は必要ですが、量の問題で人間の食べ物は基本的に塩分や脂肪分が多く、猫にとってダメな食べ物です。

猫はもともと乾燥地帯で生まれた動物なので、水分をあまりとらないようになっているため、慢性腎不全になりやすいのです。人間用の食べ物を与えるのは避けましょう。

魚や鶏の骨魚や鶏の骨

魚の鋭い骨や、砕けやすい鶏の骨は、突き刺さりやすく危険です。

猫は基本丸呑みで食べるので、大きな骨は喉に詰まって窒息したり、消化器官に詰まって腸閉塞を引き起こす可能性があります。骨は取り除いてからあげるようにしましょう。

ユリ、チューチップ、スズランなどユリ科の花など危険な植物

花は食べ物ではありませんが、室内で飾っていて誤って食べるなどの危険があるので注意しましょう。

猫は人間や犬と肝臓の働きが異なるため、植物中の成分が蓄積しやすく中毒になりやすく、猫に悪影響を与える植物は700種類以上あると言われています。

室内に飾ることがあるものでは、ユリ、チューリップ、スズランなどユリ科の花が注意です。花だけでなく葉や茎、根も毒性があり、嘔吐や腎不全などの症状が出ます。花粉だけでも吸い込んでしまうと症状が出ることがあります。治療法がなく、一口でも命に関わることがあります。

シャクナゲやアザレアなどのツツジ属も嘔吐、不整脈などの症状が出ます。ポトスやスパティフィルなどのサトイモ科ではシュウ酸エステル結晶が多く含まれ、誤って食べてしまうと気道閉塞、痙攣などの神経症状が出ることがあります。

アロマオイル

アロマテラピーに使われる精油を舐めた猫が死亡した例や、毎日アロマを炊いた部屋で一緒に住んでいた猫が血液検査で肝臓の値が著しく高かった例が報告されています。

アロマオイルを舐めてしまう危険性はもちろん、猫がいる部屋ではアロマをたかない方がいいでしょう。

アロマオイルは、特定の植物から抽出して製造されたもののため、極度に成分が濃縮されています。そのため少量でも中毒を起こしやすいのです。

人間や犬と異なる肝臓の働きをする猫では、精油の一部の成分が解毒することができないことがわかっています。そして怖いことに精油の毒性は蓄積性があるため、何年か経てから突然症状が現れることがあるのです。

素人判断でアロマは使用しないことをお勧めします。

 

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