どうぶつ病院の待合室は不思議に猫だらけ

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子猫、病院へ行く ナムナム

子猫、病院へ行く

両手ですっぽりと包んでしまえるほどのチビ猫だったので、タオルでくるんで抱きかかえたまま病院へ向かいました。

朝一番だというのに先客が3組も。

いつもは犬が多いのになぜか全員猫連れでした。

みんなキャリーバッグの中でおとなしくしています。

チビ猫を連れて行くと、猫も飼い主さんたちも興味津々。

「今朝、拾ったんです」。

「元気ね。大丈夫、育つ育つ」。

そうなんです。

捨て猫は衰弱してて保護しても間に合わないことがあるのです。

拾っただけでは安心していられないのです。

「うちのは子猫の時、カラスにつつかれて骨折してたのを拾ったの。今日は最終の検診」。

「うちは兄弟で捨てられてたの。2匹でいつも一緒なんだけど臆病でね」。

みなさんキャリーバッグを少し開けて猫さんたちを紹介してくました。

まあなんとみなさんきれいな毛艶なんでしょう!

捨てられていたとは思えないほど立派にふくふくとしています。

きっとみんな「うちの子が一番」なんだろうなあと思いました。

さて、うちのチビ助については、

「この子は、ショーウインドウの向こう側にいるような子ねえ」!

まだ飼い主になって1時間の私ですが、早くも「うちの子が一番」に。

「そうですかねえ。自動販売機の裏にいたんですよ。どこかのブリーダーさんのところからでも逃げてきたんですかねえ」

などと言いながらまんざらでもない気持ちに。

順番が来て、ドクターに聞きました。

「何かの品種でしょうか?」

ドクターにべもなく「MIXです」と。

それはそうです。血統書がつかない限りみんなMIX。

でもそんなこと「うちの子」になってしまったらなーんにも関係ありません。

さて検診結果は・・・

 

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