ナムが家に来てから、不思議に庭をいろいろな猫が歩いて行くようになりました。
窓から外をじっと見ているだけのナムですが、ノラの黒トラが時々外からナムを眺めに来るようになりました。
ナムは猫が珍しくて、ガラス窓をカリカリと引っかいて「あそぼ、あそぼ」っていうのです。黒トラは大人の猫なので外から悠然とナムを眺めているだけ。次第にガラスに近いところで寝そべって、目を細めてナムのひっかく姿を見ているようになりました。
さみしがりのナムのためにできれば保護しようかとも考え、サンルームの外にご飯をあげてみました。
猫にはやさしい風情なのに、人間には「シャーっ」と激しく威嚇。カリカリは食べたいので大きな手を出してきます。近づくと思い切りひっかかれるので、お盆でお皿を出しました。
ノラだから人間に慣れないのも仕方がないことです。
慣れすぎて変な人間に近づくようになってしまったらもっと危険が増えるだろうとも思い、本当に保護できるようになるまで一定の距離をとるようにしました。
こうして我が家は黒トラの縄張りになったのです。
近所にはもう1匹白猫のオスがいて、時々2匹はあちこちで争っていました。
白猫も庭を通ったりしていましたが、外からナムに向かって威嚇したりするので、黒トラが追い払ってくれるようになりました。
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