病気は突然やってきます。
それは人間にとっても同じですが、
喋れない犬や猫は飼い主が見極めるしかありません。
元気そうに暮らしている毎日なのに、
突然おしっこが出ないってどうしたらいいのでしょう?
おしっこが出ない猫!症状は?
何度もトイレに行っているのに、
おしっこが出ていないナム。
トイレを何度もカリカリしていること
やっと気づいたのはおしっこが出なくなって1日経っての夕方でした。
便は出ていたので、やはり問題は小の方。
今のところ食欲はいつも通りあるし、
ココと追いかけっこする元気もある。
でも、何度もトイレに行ってはトイレの箱をカリカリ引っ掻いている。
便が出たのかと見てみると、
直径5センチくらいのおしっこの跡が2カ所ありました。
昨夜もずいぶんカリカリしてたなあって、
1日経ってもこの調子じゃマズイ!
おしっこが出なく尿毒症になってしまったら
取り返しがつかないことになる!!
と慌てて夜間診療している動物病院へ行きました。
動物病院での診察結果は
夕方6時に電話を入れたところ、
予約はびっしり詰まってしまっているため
診察の合間に診ることになるのでとにかく来て待っていて欲しいとのこと。
コロナのために待合室でなく車内でずっと待ち続け、
呼ばれたのは2時間後でした。
具合が悪い子がこんなにいることがびっくりです。
車内では「出してくれー」と大騒ぎだったナムですが、
診察室に入ってキャリーから出されると、
まさに借りてきた猫状態。
「うー」でもなく低姿勢で先生に触られるままに。
尿道から管を入れられても鳴きもせず、じっと耐えるナム。
結石はないようでしたが、
エコーと尿検査の結果、
尿に細菌が見つかり、膀胱炎の診断を受けました。
腎臓もきれいでひとまず安心しました。
5日分の抗生剤をもらって家に帰ってきました。
膀胱炎が治るまでの経過
病院の薬は1日1回、5日間飲ませてくださいとのこと。
帰ってすぐに1錠砕いて、チュールに混ぜてあげました。
ナムは特に気にもせずペロリと食べてしましました。
翌朝、おしっこはまだ少ししか出ないようで、
少し血が混じった跡が何回か続きました。
ナムは普段からあまり水を飲まないので、
水分をとるために缶詰のフードを2回に増やしてみました。
2日目からはトイレをカリカリすることもなく、
普通の量のおしっこが出ました。
ただ、少量の場合もあって、まだ本調子ではありません。
3日目になると、血が混じることもなく順調に尿量が増えたので
一安心です。
抗生剤はきちんと飲まないとぶり返すこともあるので、
病院でもらった5日分はきちんと飲みました。
5日経っても調子が悪い時は再診と言われていましたが、
すっかり良くなったようです。
一安心しましたが、ナムの膀胱炎はこれで2度目です。
気をつけなければ・・
膀胱炎の原因とその後の対処法
猫が膀胱炎になることは珍しいことではありません。
原因は、膀胱内に細菌が侵入して起こるものと、
原因がストレスなどはっきりしないものがあります。
そもそも猫は、犬や人間と比べて水を飲むことが少なく、
尿が濃くなる傾向があります。
それによって尿中に含まれる老廃物などによる刺激が強くなり、
膀胱炎を誘発することがあるといわれています。
御多分に洩れずナムも水をあまり飲みません。
洗面所の蛇口から出してもらって飲むのが好きで
置いてある水を飲んでいる様子はありません。
ナムが膀胱炎になるのはこれで2回目。
1度目はストルバイト結晶ができていたので、
フードが原因だったようです。
今回はおそらく水分不足が原因のようです。
そこで猫の給水器を導入。
初めはそしらぬふりをしていたナムとココ。
手で湧き出る水を触らせたところ、
「水」を認識したようで、飲み始めました!
まるでヘレンケラーが水を触って言葉を知ったかのよう!
フードもドライとウエットの半々にするなど水分不足にならないようにしました。
我が家は慌てて購入しましたが
いろいろな形があるようなので、
猫の好みを探してみるのもいいと思います。
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